「ウォシュレット」と「シャワートイレ」の決定的な違い
- TOTO社の製造する「ウォシュレット」とLIXIL社(INAX)が製造する「シャワートイレ」には決定的に違うところが存在します。さてなんでしょうか?
- ちなみに、どちらも温水洗浄便座というジャンルであり「ウォシュレット」と「シャワートイレ」はそれぞれTOTO社とLIXIL社の商品名です。便座が温かくなり、おしりビデ洗浄があり、どちらも我々の生活必需品です。
- さて、さっそくですが問題の正解発表です。
- 正解は「ノズルの本数」です。ウォシュレットは1本、シャワートイレは2本です。
▼TOTO社の1本ノズル【カタログより】
TOTO製ウォシュレットは1つのノズルで「おしり洗浄」と「ビデ洗浄」を行います。おしりボタンを押したときとビデボタンを押したときでは、それぞれノズルの位置が調整されて出てきます。
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▼LIXIL社の2本ノズル【カタログより】
- LIXIL製シャワートイレは、ノズルが2つあります。「おしり用のノズル」と「ビデ用のノズル」が、はっきり別物として存在しています。おしりボタンを押したときは「おしりノズル」が出てきて、ビデボタンを押したときは「ビデノズル」が出てくるという、分かりやすい構造になっています。
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- どちらも長所短所がありますが、しっかり設計されており快適に使用できます。「ウォシュレット」のメリットは、1本分掃除が楽です。意外とノズル回りは汚れますので、掃除の手間が1つ少ないだけでも助かります。
- 「シャワートイレ」のメリットは、ビデ洗浄が専用ノズルのため、女性にとって衛生的で安心です。仮におしりノズルが故障してもビデノズルは使用できる(逆もあります)という長所もあります。
- どちらが良い悪いの話ではなく、TOTO社とLIXIL社の考え方の違いが現れている面白いポイントなので紹介させてもらいました。
- 同じジャンルの商品でも企業によってアプローチが違うというのが楽しいですよね。両企業の開発者さん達の工夫とアイデアが表現されており、小さな違いですが気がつくとワクワクします。
- ということで「ウォシュレット」と「シャワートイレ」の決定的な違いは「ノズルの本数」が正解とさせていただきます。
それぞれ細かい特徴の違いはありますが、決定的な違いという点においては「ノズルの本数」が明快な回答と言えます。ということにして下さい。