【トイレ】便器の黒ずみ汚れを落とす方法&原因
便器に付着した「黒ずみ」を落とす方法について紹介いたします。また、黒ずみ汚れの原因についても解説しますので、汚れないための対策にもなります。ぜひ最後まで読んでもらえたらと思います。
動画でチェックしたい方は、当記事と同じ内容をYouTube(トイレTV)に公開してあります。下記からご視聴ください。
▼動画が再生されます
■便器の黒ずみ汚れの落とし方
使うのは耐水ペーパー(耐水やすり)だけです。洗剤は使いません。
▼耐水ペーパー(耐水やすり)
▼裏面
耐水ペーパーはホームセンターなどで手軽に入手できます。A4サイズの物が1枚100円ほどで購入できます。水回りの様々な場面で使用できるので、覚えておくと役立つと思います。
「耐水ペーパー」は目の粗さによっていくつか種類があります。番号が振られており、数字が小さくなると目が粗くなり、大きくなると目が細かくなります。今回のような場合は1000番を使用します。
汚れの落としやすさと、表面のキズに配慮すると1000番がちょうど良いです。
▼1000番を使用する
ただし、汚れの程度によっては「800番」の耐水ペーパーを使うこともありますが、表面を傷つけないよう十分に注意する必要があります。
■耐水ペーパーの使い方
まずは、使いやすいようにカットします。4cm✕4cmくらいのサイズが使いやすいと思います。
下写真くらいの指でつまめるサイズだと使いやすいです。
耐水ペーパーは水に濡らして使うのが特徴です。カットした耐水ペーパーと汚れている箇所を水に濡らしたら擦るだけです。
ゴシゴシ擦るとすぐに汚れが取れるのがわかると思います。
▼濡らして擦るだけ
ゴム手袋など装着して行うと良いかと思います。写真の程度の汚れは約1〜2分でキレイになりました。
▼キレイになった便器
■原因について
黒ずみ汚れの「黒色」はタンクからきてきます。タンクの底には、水を止めるための弁が付いております。
TOTO製だと「フロートバルブ」という名称です。LIXIL(INAX)製ですと「ゴム玉」という名称になります。
▼フロートバルブはトイレタンクの底にある
▼TOTO製「フロートバルブ」
▼LIXIL(INAX)の「ゴム玉」
「フロートバルブ」も「ゴム玉」も役割は同じで、タンクの水をせき止めるためのパーツです。
このパーツはいずれもゴム製で「黒色」をしています。経年劣化してくると表面が溶けて、便器に流れ出してしまいます。
▼表面が溶け出して墨のようになっている「ゴム玉」
▼経年劣化した「フロートバルブ」
この流れ出たモノが便器に付着した物が「便器の黒ずみ汚れ」の正体です。
つまり、黒ずみ汚れの原因は「フロートバルブ」「ゴム玉」の経年劣化によるものと言えます。
使用10年をこえてくると、どんなトイレでも発生する可能性があります。汚れ自体は、上記で紹介した通り耐水ペーパーで落とすことができますが、抜本的な解決にはなっておりません。
しっかり解決するには、劣化した「フロートバルブ」や「ゴム玉」を新しいものに交換する必要があります。
いずれのパーツもホームセンターなどで1000円程度で購入することができます。交換もそんなに難しくなく、購入したパーツに説明書が同梱されておりますので簡単でできるかと思います。
どうしても難しいようでしたら、水道業者へお願いするようにしましょう。当サイト(水道屋さんドットコム)でお近くの業者様を探してもらえればと思います。相場は約1万円程度の費用です。
いかがでしたでしょうか。便器の黒ずみ汚れは簡単に落とせる事が分かったかと思います。また、原因についてもご理解いただけましたでしょうか。いずれもそれほど難しい内容ではないので、もしものときは挑戦してみて下さい。