【トイレ】国内メーカー比較|2023年Webカタログ

 

トイレの国内主要メーカーの特徴をまとめました。各メーカーのwebカタログ(2023年始時点)のリンクもあるので詳細を知りたい方も簡単に確認できるかと思います。リフォームや新築をご検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。

 

 

【タンクレストイレ比較は動画で詳しく解説しています】

▼Youtubeが起動します

 

 

 

ちなみに当サイトで国内メーカーのシェア率を調査した結果は、

 

 

  ・TOTO55.28%

 

  ・LIXIL(INAX) 34.15%

 

  ・Panasonic 8.8%

 

  ・その他 1.77%

 

   ※2021年調べ

 

 

 

でした。TOTO、LIXIL、Panasonicの3社で市場の98%以上を占めております。

 

 

今回はこの3社に「ジャニス工業」「アサヒ衛陶」を加えまして国産メーカー5社についてご紹介しております。以下に各社の情報をまとめましたのでご覧ください。

 

 

 

■ TOTO

TOTO社はトイレの国内シェアNo1です。公共施設(駅、空港、公園など)への設置も多く信頼の厚いメーカーです。常にトイレの新しい可能性を求めて、研究と挑戦をしているイメージがあります。

 

 

もはや一般用語となっている「ウォシュレット」はTOTOの商標です。ウォシュレットを日本中に広めた実績はもちろんのこと、現在では主流になりつつあるタンクレストイレを最初にリリースしたのもTOTOです。

 

 

TOTOの特徴は品質の良さです。また、アフターサービスも安心です。TOTOメンテナンス(アフターサービス専門グループ会社)は全国に営業所があり365日修理対応しています。

 

 

タンクレストイレの種類が多く、力をいれている印象があります。ただし、価格は他メーカーよりも5~10%ほど高いです。また、ハイグレードのトイレは必要以上とも思える機能が付いているので、しっかり検討をしないと他メーカーより割高になってしまいますので注意が必要です。

 

 

総じて安心で無難なメーカーですので、特に強いこだわりがないのであればTOTOを選んでおいて間違いないと言えます。

 

 

 

【TOTOのトイレwebカタログ】

オンラインカタログを見る

 

 

 

 

 

 

 

■ LIXIL(INAX)

 

リクシルはトイレの国内シェアNo2ですが、世界シェアですとなんとNo1です。社名は「LIXIL」ですがブランド名は「INAX」です。INAXは、もともとTOTO社と同じ森村グループ(世界最大のセラミック企業グループ)に所属しておりましたので、TOTOとも仲の良いライバル企業と側面があります。(INAXは2001年に森村グループを脱退している)。

 

 

 

「シャワートイレ」はLIXILの商標であり、国内最初の温水洗浄便座です。実は、TOTOの「ウォシュレット」よりも「シャワートイレ」の方が歴史があるのです。技術力は当然ですが、世界No1シェアメーカーとしてグローバルを意識した商品をつくっている印象です。

 

 

 

LIXILの特徴としてデザインがあげられます。商品ラインナップも多く、トイレ空間をお洒落にしたいなどのこだわりがある方にはオススメです。ただし、TOTOを意識しすぎたような商品も一部あるのは気になります。

 

 

アフターメンテナンスは、365日対応のLIXILトータルサービス(アフターサービス専門グループ会社)が、全国に営業所がありますので安心です。

 

 

【LIXILのトイレwebカタログ】

オンラインカタログを見る

 

 

 

 

 

■ Panasonic

 

パナソニックはトイレの国内シェアNo3ですが、タンクレストイレに限定するとシェアNo1というデータがあります。

 

 

 

また、Panasonicというと家電のイメージが強いですが、トイレの歴史も長く初代の温水暖房便座は1979年に発売しています。「ビューティ・トワレ」という商標です。それ以前からも一般的な陶器製トイレも製造販売しております。

 

 

 

Panasonicの特徴は、なんといっても樹脂製トイレということです。一般的な陶器製とは違い、正確で緻密な形成ができます。そのため水の流れやハネを計算通りに受け止めるトイレになっています。

 

 

また、陶器製より軽いという特徴により運搬コストなどを抑えることができるなどのメリットがあり、価格も他メーカーより安価になっています(同グレード比較)。

 

 

ただし、タンクレストイレにおいてはメリットが多いが、タンク式トイレの場合はそうとは言えません。タンク式にも関わらず複雑な構造をとっているため、一般的なタンク式トイレを希望する場合はPanasonicに優位性がない印象です。

 

 

アフターメンテナンスは全国に365日対応のグループ会社があるので安心できます。(パナソニックコンシューマーマーケティング)

 

 

【Panasonicのトイレwebカタログ】

オンラインカタログを見る

 

 

 

 

 

 

■ ジャニス工業

 

Janisのトイレラインナップは、タンクレスから一般的なタンク式まで他メーカーに引けを取らないくらい充実しています。

 

 

1935年創業で衛生陶器の老舗です。常滑市に所在しており、同市内にあるINAXと業務提携もしています。現在ではタカラスタンダード社と資本提携もあり、OEM品を製造するなど他の水まわりメーカーとの繋がりも強くあるようです。

 

 

アフターサービスは、全国にあるメンテナンス契約会社が請け負っています。トイレタンク内の一部部品にINAX品を使用しているなど、柔軟に品質に担保している印象があります。

 

 

 

陶器の品質に定評があることはもちろんですが、他社にはないデザインのユニークさが特徴です。全国シェアは少ないですが、人とは違うものを選べるメリットがありますので、一度はカタログをチェックされることをオススメします。

 

 

【Janisの「トイレwebカタログ】

オンラインカタログを見る

 

 

 

 

 

 

■ アサヒ衛陶

 

衛生陶器においてはTOTO、LIXIL(INAX)に次ぐ中堅メーカーです。

 

 

簡易水洗式トイレ(汲み取り式)のシェアではトップであり、非水洗トイレの製造・販売を行う数少ないメーカーです。

 

 

商品ラインナップとしては一般的なタンク式トイレがメインです。タンクレストイレの取り扱いはありません。

 

 

環境により汲み取り式のトイレしか設置できない場合には、アサヒ衛陶のトイレが心強い味方になることは間違いありません。

 

 

サンウォッシュという温水洗浄便座も製造していますので、一度はカタログを見てみると良い出会いがあるかもしれません。

 

 

【アサヒ衛陶のトイレwebカタログ】

オンラインカタログを見る

※トイレは42ページから

 

 

 

 

 

 

 

以上、国内の主要トイレメーカーをまとめさせていただきました。各メーカーの特徴も簡単に紹介させていただきましたが、詳しく知りたい方はリンクのwebカタログから確認いただけますと新しい発見があるかもしれません。

 

 

また、当サイトはあえてランキング形式にはしておりません。また特定の商品をオススメすることもしません。

 

 

それぞれにメリットデメリットがあり、ユーザー様の好みや家族構成も異なるためです。カタログとにらめっこして、ご自信でトイレ選びをするのは住環境をつくる楽しみです。

 

 

また、良い商品が見つかりましたら、最終的にはメーカーのショールームで実物に触れるとより間違いのないトイレに出会えることと思います。

 

 

 

')