LIXIL総合カタログ2022 新商品/廃番商品【トイレ解説/サティス/アステオ/アメージュ/パッソ/シートタイプKAKB】

 

 

LIXIL(リクシル)2022年版の「住宅設備機器総合カタログ」が、例年になく変更点が多かったので紹介させていただきます。昨年の2021年版から変更されている「リニューアル情報」や「廃番情報」について詳しく解説していきます。

 

LIXIL住宅設備機器総合カタログWEB版

▲LIXILオフィシャルサイトが開きます

 

 

トイレにおいて変更箇所が多数ありましたので、以下トイレを中心にまとめさせていただきました。

 

 

 

1. プレアスHSタイプが生産中止(2022年9月末)

 

▼右側(赤丸)が廃番になるHSタイプ

 

残念ながら「プレアスHSタイプ」が、9月末をもって生産中止になるようです。ローシルエットの「LSタイプ」(写真左側)は引き続き販売されるようです。

 

「HSタイプ」だけを廃番にする点を考えてみると、一体型アメージュZAとのダブりを解消するのが狙いかもしれません。

 

販売期間は、6年程ですのでロングセラーとはいきませんでしたが、今までのINAXトイレとは少し雰囲気の違う商品だったように思います。

 

 

 

 

 

2. アステオが生産中止(2022年9月末)

 

▼一体型シャワートイレ「アステオ」

 

スタイリッシュなデザインが特長の「アステオ」が、9月末をもって生産中止となります。

 

「初代アステオ」の登場が2004年ですので、約18年の歴史に幕を閉じることになります。当時は「サティスアステオ」という名称で、タンレストイレ「サティス」と同様にコンパクト設計を売りにしていた機種です。

 

残念ながら後継機の情報なども特にないようです。特長あるアステオのデザインが気に入っていた方にとっては、今年の9月までが購入する最後のチャンスとなりそうです。

 

 

 

 

3. 新アメージュ便器発売(2022年6月)

 

 

「アメージュ便器」が新しくなるようです。それにともなってタンク品番も新しくなっております。

 

新アメージュ便器」は、後方部のデザインがスッキリしたように見えます。基本的な性能やコンセプトに変更は無さそうです。

 

洗浄水量やフチレス構造は現行品と同様のようですので、使用感は踏襲しつつデザインを改良した新商品ということになりそうです。

 

 

 

4. シャワートイレKシリーズ廃番 (正式な時期は不明)

 

 

 

今回のカタログ2022年版から「シャワートイレKシリーズ」の記載がなくなっておりました。具体的な時期は不明ではありますが、生産中止が決まったようです。

 

「Kシリーズ」は、おしり洗浄の強さに特長のある機種で、男性を中心に人気が高かった印象があります。2001年発売のNew1000シリーズからの系譜であり、約20年の歴史がある信頼された機能でした。

 

「節電設計の見直し」や「原価高騰」など、様々な理由が推察されますが、今回のカタログから姿を消しています。残念ながら、年内には購入することができなくなりそうです。

 

 

 

 

 

5. シャワートイレKA/KBシリーズがモデルチェンジ(2022年9月)

 

 

シャワートイレシートタイプ「KA/KBシリーズ」がモデルチェンジされます。現行品の20番代(KA/KB21,22,23)から30番代(KA/KB31,32,33)に品番がリニューアルされています。

 

 

 ▼新KAシリーズ

 

 ▼新KBシリーズ

 

 

「KAシリーズ」はリモコン操作タイプで、「KBシリーズ」は本体接続された操作パネルタイプです。このあたりは現行品と同じです。今回、刷新された特長として「おしりターボ洗浄」が追加されています。

 

 

 ▼新しく追加された機能

 

 

「おしりターボ洗浄」機能の追加は、シャワートイレKシリーズの廃番にともなう変更点だと推測されます。INAX時代からファンの多い「おしりターボ洗浄」をKA/KBシリーズに移行している点は、メーカーの粋なはからいを感じてしまいます。

 

 

 

 

 

以上です。例年になくトイレの変更点が多い年でしたので、まとめさせてもらいました。カタログはWEB版で全て閲覧できます。ご興味のある方、ご購入を検討されている方はぜひチェックしてみると良いかとおもいます。

 

 

 

 

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