IKEA(イケア)のトイレットペーパーを使ってみた感想と評価(評判など)

 

 

外資系の大手家具として国内でも人気のIKEAですが、キッチンや洗面台、水栓(蛇口)など水回り商品の取り扱いもされております。

 

 

 

 

 

また、水回りで使えるグッズも多数販売されており、そのデザインや価格の安さに驚かされることがあるかと思います。

 

 

 

 

今回は、水回りのグッズの中で「トイレットペーパー」について取り上げさせていただきます。

 

 

 

IKEAのトイレットペーパーはKNOSEN(クノーセン)という名称です。カラーバリエーションは「グレー」「ピンク」「ベージュ」と三種類あります。

 

 

▼左からグレー、ピンク、ベージュ

 

 

 

国産の商品と違い、IKEAオリジナルのトイレットペーパーには海外製ならではの特徴があります。使い勝手やコストパフォーマンスなど、実際に使用してみた感想を正直に評価したいと思います。

 

 

 

■価格

 

IKEAのトイレットペーパーは、1パック4ロールで販売されています。1パックの価格はなんと399円です。ドラッグストアなどで購入できる国産のトイレットペーパーと比べてかなり割高です。

 

 

 

 

1ロールの長さは36mです。国産の商品は、一般的に25mほどですから11m長く1.44倍のパフォーマンスです。ただし、国産品は、12ロールで300円ほど(良いものは400〜500円)で購入できることを考えれば、なかなかの高級品だと言えそうです。

 

 

▼上:国産品 / 下:IKEA品

 

 

▼下のIKEA品の方が長いのが分かる

 

 

 

 

■気になる特徴

 

もっとも気になる特徴があります。それは幅が短いことです。IKEAの商品は幅が92㎜です。対して国産品は114㎜(JIS規格)です。幅が22㎜つまり2.2㎝短いのです。

 

 

▼上:国産品 / 下:IKEA品

 

 

▼トイレットペーパーの芯で比較

 

 

 

 

 

 

▼2.2㎝の差がある

 

 

IKEA品は、1ロールあたり11m長く2.2㎝幅が短いという特徴があります。

 

 

    IKEA品は長さ36m×幅92㎜=面積 3.312㎡

    国産品は長さ25m×幅114㎜=面積 2.85㎡

 

 

面積を比較すると、IKEA品の方が1ロールあたり約1.16倍大きいということになります。価格を度外視すれば、1ロールで使える量においてはIKEA品に軍配があがります。

 

 

 

ただし、コストパフォーマンスは価格とのバランスで決まります。ということで価格の差も考慮してコストパフォーマンスを算出してみます。

 

  

 

     IKEA品:4ロールで399円 = 1ロール約100円

      国産品:12ロールで300円 = 1ロール25円

 

 

1ロールあたりの価格は、IKEA品の方が4倍高いことがわかります。

 

 

 

IKEA品は国産品より「価格が4倍高く 」「面積が1.16倍広い」ので、コストパフォーマンスを計算すると「4 ÷ 1.16 ≒ 3.44」という結果になります。

 

 

つまり、国産品はIKEA品より「3.44倍コストパフォーマンス」が良い、言い換えるとIKEA品は3.44倍コスパが悪いと言えそうです。

 

 

 

 

■致命的なデメリット

 

 

さらに、どうしても無視できないポイントがあります。それは「ペーパーホルダーの納まり」です。幅が狭いゆえのデメリットが致命的なのです。

 

 

下写真のようなトイレットペーパーホルダー(紙巻器)に取り付けようとすると上手く納まらないのです。

 

 

 

▼左右のどちらかが外れてしまう

 

 

上写真のような状態になってしまいます。なんとか左右のバランスを取って設置できたとしても、使うとすぐに外れてしまいます。

 

 

国産トイレットペーパーの規格(JIS規格)に合うようにトイレットペーパーホルダーは作られているので、IKEA品はしっくり納まらないという致命的なデメリットがあります。

 

 

参考としてJIS規格は、以下のように寸法を規定しています。

 

 

 ・紙幅 114mm ±2mm

 ・芯の内径 38mm ±1mm

 ・1ロールの長さ 27.5m〜100m

 ・巻取り径 120mm以下

 

 

 

つまり、IKEA品は紙幅において、JIS規格を満たしていないことがわかります。(JIS規格を満たしていないからダメということではありません)

 

 

 

 

どうしてもIKEA品を使いたい場合は、下写真のようなタイプを使うことを推奨します。芯に棒を通すタイプならそれほど使いにくさはありません。

 

 

▼IKEA品でも納まるホルダー

 

 

 

■品質(紙質)

 

一般的に言われるダブルタイプです。紙が二重になっておりしっかりとした紙質です。

 

 

▼二重になっている

 

 

 

 

表面は花のようなデザインになっております。表面、裏面ともに丈夫な紙質ですのでウォシュレット(シャワートイレなど)のおしり洗浄との相性は良いです。

 

 

やや硬めですので、人によっては肌触りが強すぎると感じるかもしれません。

 

 

 

 

気になるのは、巷で「詰まりやすい」と噂されているコストコのトイレットペーパーと似ている点です。

 

紙質がしっかりしているので拭き心地は良いのですが、しっかり流れるかは別の問題です。きちんとデータを取ったわけではないので軽率なことは言えませんが、コストコ品と類似している印象があります。

 

 

 

■まとめ

 

 

以上、IKEAのトイレットペーパーについてまとめてみました。ネット通販などのレビューコメントにおいても、幅が狭い事や価格面であまり良い評判はないように感じます。

 

 

コストパフォーマンスは約3.44倍悪く、トイレットペーパーホルダーへの納まりも悪いという、さんざんな評価をせざるをえません。

 

 

なにか特別な理由がない限りは、わざわざIKEAのトイレットペーパーを購入する必要はなさそうです。国産品が優秀すぎるという言い方もできるかもしれません。

 

ご購入される際は、ぜひ当記事を参考にしてもらえればと思います。

 

 

 

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