蛇口のポタ漏れ修理方法(お風呂の水栓金具の止水不良を直し方)
蛇口のポタ漏れ修理を解説します。ちなみに「蛇口のポタ漏れ」は、正式には「水栓金具の止水不良」という言い方になります。
「止水不良」と「漏水」は別物です。以下の写真を見てもらうと分かりやすいと思います。通常、水が出るところから、水が止まらない状態を「止水不良」と言います。
それに対して、本来、水が出ないところから水が出ている状態を「漏水」と言います。これを機会に使い分けてみて下さい。
▼止水不良
▼漏水
今回は「止水不良」の修理です。お風呂の蛇口(バス水栓)がポタポタと水が止まらない状態です。以下の動画にまとめましたのでチェックして見て下さい。
いかがでしたでしょうか。カートリッジを交換するだけの作業なので簡単です。
内容をまとめますと、
1.止水栓で水を止める
2.ハンドルを外す
3.カートリッジを抜き取る
4.カートリッジをはめる
5.ハンドルを取付ける
6.止水栓を戻し通水する
なにもなければ、この程度の内容です。特に資格が必要な作業もありません。DIY出来そうな方はぜひ挑戦してみて下さい。
■想定されるトラブル
【1.止水栓が回らない】
年数が経っていると止水栓がかたくなっており、うまく回らない場合があります。また、水栓の機種によっては止水栓がないタイプも存在します。
その場合は、水道メーターのところにあるバルブ(コック)で水を止めて下さい。そこで止水すると、水まわり全て(トイレ、洗面、キッチンなど)の水が止まりますので、ご注意ください。
【2.カートリッジが抜けない】
動画の方法で行なっても、カートリッジが抜けない場合があります。経年により固着してしまうのです。この場合は、作業を中止して下さい。
無理に引っ張るとカートリッジが破損して、元に戻らなくなります。破損の仕方によっては、水を止めておかないと噴射してしまう状態になります。そうなると止水栓を戻せなくなりますので、水が使えず非常に不便です。
無理をせずに引き返せるところで引き換えして、あとはプロに相談するようにして下さい。
【3.カートリッジが違う】
メーカーや機種によってカートリッジの品番が違います。また、カートリッジの名称も、TOTOだと「開閉バルブ」、LIXIL(INAX)だと「切替弁」などと呼び方が違います。
適応していないカートリッジは、取付けできません。違った場合は、無理にはめ込むのはやめてください。
蛇口(水栓)のメーカーと品番を事前に確認して、対応しているカートリッジを購入するようにしましょう。以下のメーカー公式サイトで調べられますので参考になさってください。
【TOTO コメット】
https://www.com-et.com/jp/
【LIXIL(INAX) いいナビ】
https://iinavi.inax.lixil.co.jp/
【KVK商品 サポート】
https://www.kvk.co.jp/support/
以上です。万が一のことを考慮して、慎重に作業するようにお願いします。ノートラブルで進めば割と簡単な内容です。DIYで解決すれば費用がお得ですよね。ぜひ安全に注意した上でチャレンジしてみて下さい。