自動水栓の優れモノ|DELMAN(デルマン)
株式会社バイタルの製造する「自動水栓DELMAN」をご存知でしょうか?
聞き馴染みのない方もいらっしゃるかと思いますが、実は多くの人がお世話になっているのです。
▼自動水栓DELMAN
コンビニでトイレを使用した際によく見てみましょう。手を洗う自動水栓がDELMANのであることがあるかと思います。
男性の方ですと、小便器に設置されているセンサー式の自動洗浄がDELMANのこともありますので注目してみて下さい。普段はあまり気にせず使用しているかと思いますが、注目にしてみると結構見かけます。
▼小便器用の自動洗浄
コンビニ以外にも、駅や高速道路のSA・飲食店(大手ファミレス)・病院・ビル・各公共施設など広く設置されています。
OEM提供においても航空機専用自動水栓、新幹線専用自動水栓など、日本国内だけでなく世界中に出荷されているのです。まずは、DELMANの広い活躍をご理解いただけましたでしょうか。
ということで「DELMANって凄いね」って話で終わりとはなりませんのでご安心下さい。
ではなにをそんなに絶賛してるかと言うと、まず1つにDELMANを製造する株式会社バイタルの会社規模です。長野佐久市に本社のある会社なのですが、会社ホームページによると資本金1000万円、従業員37名(2021年現在)となっています。ふ〜ん、地方の中小企業ねって簡単に思わないで、従業員数37人に驚いてください。
他の自動水栓を作っている会社規模ご存知ですか?
TOTOやLIXIL、Panasonicなど大手が軒を連ねます。失礼ながら比較すると 1/1000 規模です。ま、大手は自動水栓だけを作っているわけではないので単純比較はできませんが、37名で日本中に広めて世界にも進出している「株式会社バイタル」凄いと思いませんか?
▼こんな自動水栓もあります
さらにもう1つのDELMANの凄さを解説していきます。ずばり「汎用性」です。
バイタル社では洗面台やシンク、トイレを製造していないため、それらを製造しているメーカーの商品に設置できなければ意味がありません。水栓は割と規格が一緒ですので苦労は少ないのですが、小便器用の自動洗浄はトイレごと形状が違うので難しいです。
しかし、DELMANの商品カタログを確認してみると、TOTO製にもLIXL製にも取付けが可能になっています。実際、どちらのトイレにも設置して使われています。
ここからは、ややプロ向けの内容になりますが、一般の方にも意味のある話ですので少しお付き合い下さい。
工事店や水回り業者の方もチェックしてもらいたいのが、メーカーが独占的にアフターメンテナンスをしているセンサー一体型の小便器についてです。TOTO製もLIXL製も陶器内にセンサーが組み込まれていて、メーカー部品でしか修理ができず、廃盤になれば小便器ごと交換するしかなかったのですが、なんとDELMANのREBORN Z (リボーン ゼット)を使えば修理できてしまうのです。
▼REBORN Z (リボーン ゼット)
▼DELMANサイトより
これならTOTO製とLIXIL製に対応しているので、取り寄せれば自社で工事することができます。ユーザーにとっても嬉しいことです。
「ユーザー⇒水回り業者⇒メーカーが完結」となるより「ユーザー⇒水回り業者が完結」の方が間が少なくなる分だけ安く済みます。また、小便器ごと交換しなくてもセンサー系統をごそっとDELMANに交換すれば使えるようになるので選択肢が増えるわけです。
ボタン式の小便器もDELMANに交換することで自動洗浄になります。トイレメーカーの純正以外にもDELMANという選択肢があることは良いことではないでしょうか。
▼センサー式の自動洗浄
DELMAN商品はどなたでも購入可能です。汎用性が高く使い勝手の良い優れモノです。こういう商品があることを知っていれば、もしもの時に選択の幅が広がります。
コロナ禍において自動水栓の需要が極端に増加しております。今まさにこういった企業が我々の生活を支えてくれているのです。
ということで、凄い商品DELMANと、それらを製造している株式会社バイタルについてでした。外出先で手洗いするとき、ちょっと気にしてみるとDELMANに出会えるかもしれませんよ。