【ユニットバスのドアが開かない】エプロンやフタが倒れて、つっかえてしまったときの対処方法

 

 

 

ユニットバスのドアが開かないという依頼をいただくことがあります。原因は、「浴槽エプロンや風呂フタ」が浴室内で転倒し、中で邪魔をしているからです。

 

▼エプロンは浴槽の側面に付いてる

ドアが開かない

 

 

 

体験したことのない方には、想像つきにくい話かもしれませんが、実はよくあることなのです。原因と解決方法を解説しますので、ぜひ覚えておいて下さい。

 

 

■ 大掃除のときによく起きる

 

 

浴槽エプロンを外しての掃除は、普段なかなか行わないかと思います。ところが大掃除の際には、いろんな箇所をバラしてチャレンジする方も多いかと思います。エプロンの転倒もやはり大掃除の時期によく発生します。

 

▼倒れたエプロン

倒れたエプロン

 

 

 

 

 

エプロンのサイズは大きく、そこそこの重量があるので、つっかえてしまうと、なかなか動きません。ぴったりハマってしまうと、ドアを開けようにも全く動きません

 

 

▼実際に起きた現場写真

ユニットバスのエプロン

 

上の写真は実際の状況です。しっかりエプロンが固定されてなかったため、側面から外れています。

 

ドアは、手前から奥へ押して開ける「開き戸」だったため、つっかえてしまい微動だにしませんでした。

 

 

 

■ ドア開ける方法1

 

針金ハンガー」を使います。ドア下のわずかな隙間から針金ハンガーを入れて、エプロンを動かします。

 

 

▼ドア下から入れるイメージ

ドア下から針金ハンガー

 

▼横から見たイメージ

ドア下から針金ハンガー

 

 

 

 

針金ハンガーは、形を自在に変えられますのでエプロンへのアプローチがしやすいです。また、ある程度の強度があるので、エプロンを押したり突いたりするのにちょうど良いです。

 

さらに言うと、角が丸いのでエプロンや床などをキズつける心配が少ないです。

 

 

▼先が丸くキズつけにくい

針金ハンガー

 

ドア下の隙間から、アプローチする場合は「針金ハンガー」がベストな道具だと言えます。

 

 

 

■ ドア開ける方法2

 

 

窓からアプローチする。これは、窓が開いているという前提です。しかしながら実は、窓が開いている確率は高いのです。というのも、掃除したエプロンを浴室内に立て掛けておいて、風で倒れたという発生原因が最も多いからです。

 

風で倒れたということは、窓が開いているということですよね。なので、現場に行ってみると窓が開いていることがほとんどです。

 

窓の形状や網戸の種類にもよりますが、中に手が入るようでしたら、そこからアプローチします。外に脚立を置き、長い棒状のものを使いエプロンを動かします。

 

 

わずかにエプロンが動いただけでも、ドアを開けるきっかけになりますので、二名で連携して作業するとよいです。

 

 

 

■ ドア開ける方法3

 

ドアの樹脂面材を割ります。最終手段になりますが、半透明のアクリル樹脂の部分に穴を開けます。そこからエプロンにアプローチをしてドアを開けます。

 

 

▼ガラスではないので簡単に割れます

ユニットバスのドア

 

 

 

電動工具を使いホルソーやドリルを使い、穴を開けるのが簡単で安全です。道具がない場合は、固い物(ハンマーなど)で叩いて割ります。その際に、破片が飛び散らないないよう、ガムテープなどを貼って囲いをつくり養生して行なってください。

 

 

 

▼飛び散らないようテープ類で養生して下さい

ドア面材の養生

 

 

 

手が入るほど穴開けすれば確実に解決します。ただし、破損させますので、後ほど修理が必要になります。

 

 

ドア面材の交換(修理)は、目安ですが3~5万円ほど掛かります。ただし、家財保険に加入していれば、修理費用を保険で全額負担してもらえる可能性が高いので相談してみて下さい。

 

 

 

■まとめ

 

以上、ユニットバスのドアが開かないときの対処方法でした。

 

ただし、そのような事態にならないようにするのがベストです。エプロンを外したときは、ドアを閉めないようにして下さい。開けっ放しにしておくことが一番の対策です。

 

また、このような事が起こるということを知っているだけでも良いことです。大掃除のときに思い出してもらえたらと思います。

 

 

 

 

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