耐水ペーパーの使い方/水まわり掃除に役立つ

 

 

■「耐水ペーパー」とは

 

簡単に言うと水に溶けない紙ヤスリです。水でぬらしながら使用するのが特徴です。「耐水やすり」という言い方もします。

 

A4サイズ1枚が100円程度で販売されており、ホームセンターなどで購入できます。種類は100、200、・・・1000、1200と数字で表され、それぞれ研磨剤の粒の大きさが違います。

 

数字が小さいほど目が粗く、大きくなるにつれて目が細かくなります。

 

▼耐水紙/耐水ペーパー

 

なぜ「水道屋さんドットコム」で「耐水ペーパー」を紹介したかというと水まわりの掃除に使えるからです。 

 

具体的には「衛生陶器」に使います。「衛生陶器」とはトイレや洗面台に使われている陶器です。便器やトイレタンク、洗面ボウルなどです。

 

陶器以外の材質は傷になりますので「耐水ペーパー」は絶対に使わないで下さい。また、耐水ペーパーは研磨して汚れを落とす方法なので、表面を傷める可能性があります。

 

洗剤でも落ちないような酷い汚れに対してなど、最後の手段として使うようお願いします。

 

それから「耐水ペーパー」で落とせる汚れは「付着汚れ」だけです。日焼けや変色は落とせませんのでご注意下さい。

 

 

■どんな汚れに使うのか

 

「トイレ便器内の輪ジミ汚れ」「トイレタンク手洗いのお皿のカルキ垢」「洗面ボウルのカルキ垢」などです。

 

カルキ垢は最初のうちは白いですが、だんだんカビが付着して黒ずんできます。カピカピになっていることが多く簡単には落ちません。 

 

「トイレの輪ジミ」も同様で、なかなか手強いです。こういう、無理やりにでも剥がしとらなければ落ちない汚れに「耐水ペーパー」は役立ちます。

 

 

 

■使い方

 

耐水ペーパーの1000番を使用して下さい。それより荒い(数字が小さい)と表面が傷つく恐れがあります。

 

耐水ペーパーを小さくカットします。4cm × 4cm くらいの四角形が使いやすいです。

 

 

▼これくらが使いやすい

 

カットした耐水ペーパーを水で湿らせます。汚れの箇所も水で濡らし、ザラザラ面で擦るだけです。

 

何回も擦ると耐水ペーパーのザラザラがなくなってきます。そうしたら新しい耐水ペーパーに交換して、汚れが落ちるまで何回も繰り返して下さい。頑張れば大概の汚れは落とせます。

 

 

下の写真は、便器から便座を外したところです。約20年使用した便器の汚れですが、耐水ペーパーを使うと簡単にキレイになります。

 

▼便座下の便器の汚れ

 

 

▼こんな感じで耐水ペーパーで擦り落とす

 

 

▼5分程で汚れが落ちてピカピカです

 

 

 

できる事なら、最終的にコーティング処理まで行うとベストです。市販されているもので問題ありません。

 

 

■まとめ

 

以上、耐水ペーパーを使った掃除についての説明でした。改めて注意事項ですが、表面が傷つきますので、本当に困った汚れにだけ使って下さい。衛生陶器以外(ステンレス、ガラス、鏡、樹脂、人工大理石など)に使うのは絶対ダメです。

 

正しく使えば、最強のお掃除アイテムです。トイレの輪ジミなど、ホントに綺麗になりますので、最後の手段として覚えておくと役に立つかと思います。

 

 

 

 




 

 

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