トイレで起きた怪奇現象の話
今回は少し趣向の違う話をします。役立つ知識ではないかもしれないですが、珍しい現象ですので話のネタにはなるかもしれません。どうぞ読み進めてもらえればと思います。
■2つの条件
「自動開閉機能トイレ」と「自動照明」が設置されているトイレがありました。「自動開閉トイレ」とは、トイレ室内に入ると人を検知して勝手に便フタが開くトイレです。
「自動照明」とは、室内に入ると人を検知して勝手に照明が点灯する天井ライトです。
それぞれ、人を検知しなくてなって数秒すると、閉まったり消灯されまたりします。この2つの機能が設置されたトイレで奇妙な現象が起きました。
■怪奇現象
用を足してトイレをあとにしました。数秒後、トイレ室内が自動で消灯されました。その数秒後、トイレのフタが自動で閉まりました。フタが閉ったことに反応して照明が点灯しました。明かりが点いたことに、トイレが反応して便フタが開きました。数秒後、照明が消えました。その数秒後、便フタが閉じました。すると、照明が点きました。そして、便フタが開きました。
1. 照明が消える
2. 便フタが閉じる
3. 照明が点灯する
4. 便フタが開く
1. 照明が消える
……
このループが永遠と繰り返されたのでした。
この現象は、故障や不具合というわけではありません。2つのセンサーが正しく動いているために起きてしまった現象です。必ずしも全てのセンサーでこのような事が発生するわけではないのですが、2つのセンサーがたまたまタイミングがピッタリあった珍しいケースにより起こってしまったのです。原因を知ってしまえば面白い現象ですよね。ま、電気代がもったいないですけど。
ということで今回は、誰もいないトイレで照明が点いたり消えたり、便フタが開いたり閉じたりする「怪奇現象」の話でした。