新築(リフォーム)する前にチェック!トイレ編
■故障のリスク
今どきのトイレは多機能になっています。で、機能が多いトイレは価格も高いです。あたりまえですが。で、重要なのは、機能が増えれば修理(故障)も増えるということです。なぜかと言うと、機能が多いトイレ本体に組み込まれる部品数は必然と増えるからです。一つ一つの部品がそれぞれ劣化しますので、故障のリスクも上がるというわけです。極端なことを言うと、パッキン1枚しか使われていないトイレと、パッキン100枚使われているトイレ、どちらの故障リスクが高いか?という事です。当然、100枚パッキンのトイレの方がリスクは高いわけです。
■メンテナンスコストの落し穴
トイレ購入の費用は、新築全体の費用からしたら小さいものです。新築時に掛かる総額が3,000万円だとして、高機能トイレへアップグレードするのはプラス2〜10万円くらいなので、気にならないかもしれません。なので、新築購入時のノリと勢いで、高いトイレを選んでしまう方が多くいらっしゃいます。
ところが5年、10年経過してメンテナンスコストの高さに後悔されている方が大勢いらっしゃます。
■機能を断捨離する
多くの方に聞くと、トイレに必要な機能は「便座ヒーター」と「おしり・ビデ洗浄」の2つだということがわかります。(用を足して流す機能は、当然あるものとしてですよ。笑)。つまり、この2つの機能があれば、ほとんどの家にとって十分なのです。
追加機能の目安は
・リモコンタイプ +1〜2万円
・自動洗浄 +1〜2万円
・フタ自動開閉 +3〜5万円
・タンクレス化 5〜10万円
こんな感じです。
「おしり・ビデ洗浄」もいらないなら、もっと安くなりますし「便座ヒーター」もいらなけらば、さらに安くなります。逆に、全機能を搭載させたハイスペックトイレを選択するのも自由です。
■結論
メンテナンス費用を考慮して、住まわれるご家族にとって必要な機能だけを選ばれることが、トイレ購入のコツです。新築またはリフォームされる前に、しっかりご家族で話し合って、必要な機能を精査されてはいかがでしょうか。