メーカー保証切れでも無料修理を受けられるかも
水まわりの修理は原則として出張修理になりますので、それなりに費用がかかります。ただし、メーカー保証期間内の修理であれば無料で行ってもらえます。今回、解説するのは、保証期間が過ぎていても無料で修理が受けられる可能性がある、ということについてです。
メーカーの保証とは、メーカーの商品についての保証です。その商品に接続されている「給水管」や「排水管」などの不具合は対象外になります。
■水まわり設備メーカーについて
水まわりの設備品、例えばトイレ、ユニットバス、キッチン、水栓(蛇口)、給湯器などには製造メーカーがあります。トイレですとTOTOやLIXIL(INAX)など。キッチンですとPanasonicやクリナップ、トクラス(旧ヤマハリビングテック)、タカラスタンダードなど。給湯器だとノーリツ、リンナイ、コロナ、パロマなど。他にも多数の製造メーカーがあります。
それぞれの製品にメーカー保証期間が設定されており、おおよそ1〜3年程度です。保証期間内の不具合でしたら無償修理が受けられます。(使い方などに起因してる場合は有償のこともあります)
■保証期間が切れてからの不具合
がっかりするのが、保証期間が切れ少ししてからの不具合です。期間が切れて数ヶ月〜2年程度でしょうか。ワザと故障するように作ってない?っと怒れてきますがグッと我慢です。というのも、保証期間が切れていても無料で修理が受けられる可能性があるからです。
■リコールではない製品不具合
水まわりの設備品は、リコールの件数が少ないです。命や財産に重大な影響がある欠陥でなければ、リコールにならないのです。
しかし、リコールにはなっていないけれど、メーカーが把握している製品不具合(製品の欠陥)は、それなりにあるのです。水漏れや部品の破損・欠落など様々な症状です。
そのような不具合は、メーカーが無償で修理してくれます。欠陥ですから当然ですよね。
保証期間が過ぎて間もない不具合には、このようなケースが含まれいることが多いのです。ただし、ユーザーが申し出ない限りは対応してくれません。リコールではないので通知義務はないのです。
■メーカーに問合せてみよう
ということで、不具合が発生したら我慢せずにさっさとメーカーに問合せしちゃいましょう。メーカーの問合せ先は説明書に記載されています。
説明書を紛失してしまっても、インターネットで簡単に見つかります。「メーカー名 修理 電話番号」で検索すれば、だいたい見つかります。ほとんどフリーダイヤルで掛けられますし、メールでの受付サービスがあるところもあります。
不具合内容を説明し、メーカーの回答を確認してみて下さい。該当するような内容であれば、無料で直るかもしれません。
以上、過渡に期待せずチャレンジする気持ちでお願いしてみましょう。